【日経新春杯】格上挑戦のショウリュウイクゾが快勝 重賞初Vの団野「なんとかしのいでくれと…」

団野大成騎手のショウリュウイクゾが直線で抜け出し、人馬ともにうれしい重賞初制覇 
団野大成騎手のショウリュウイクゾが直線で抜け出し、人馬ともにうれしい重賞初制覇 

 ◆第68回日経新春杯・G2(1月17日、中京・芝2200メートル、良)

 京都競馬場の改修工事のため、今年は中京競馬場の芝2200メートルで行われた伝統のG2は、ハンデ戦で16頭によって争われた。

 7番人気のショウリュウイクゾ(牡5歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父オルフェーヴル)が好位追走から直線で抜け出して優勝。騎乗したデビュー3年目の団野大成騎手(20)=栗東・斉藤崇史厩舎=とともに重賞初制覇を果たした。勝ち時計は2分11秒8。

 2着は最後方追走から直線大外を伸びた13番人気のミスマンマミーア(松若風馬騎手)が突っ込み、3着には4番人気のクラージュゲリエ(福永祐一騎手)が入った。1番人気のアドマイヤビルゴ(武豊騎手)は10着、2番人気のヴェロックス(川田将雅騎手)は9着に敗れ、3連単は96万1790円の高配当となった。

 団野騎手(ショウリュウイクゾ=1着)「自分でも信じられないところはあるんですけど、いい馬にたくさん乗せていただいて、いい馬の騎乗依頼も増えているところで、年始で大きいところを勝たせていただいてうれしいです。(格上挑戦だったが)厩舎サイドが上手に仕上げてくださって、自分も1週前に乗せてもらった時にいい雰囲気で、いい勝負できるんじゃないかと。スムーズに最後も力強く抜け出してくれて、いいレースだったと思います。ちょっと4角手前で手応えが悪くなってしんどいかなと思ったんですけど、直線で手前を替えて力強く伸びてくれたので、後はなんとかしのいでくれと追っていました。この勝利に甘んじず日々精進して頑張っていきたいと思います」

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