【菊花賞】能力世代屈指のドゥラドーレス 宮田調教師「大外を回しての勝ちより内容があった」

大器ドゥラドーレスがいよいよ大舞台へ
大器ドゥラドーレスがいよいよ大舞台へ

◆第83回菊花賞・G1(10月23日、阪神競馬場・芝3000メートル)=10月17日、美浦トレセン

 世代屈指の潜在能力を持つドゥラドーレス(牡3歳、美浦・宮田敬介厩舎、父ドゥラメンテ)が、ようやくG1の舞台にたどりつく。デビューから2連勝。続く3戦目で挑んだ毎日杯は、後方待機から4角では馬群をさばくことに苦労。大外から猛然と末脚を伸ばしたものの3/4、半馬身届かず3着に終わったが改めて能力の高さを示した一戦だった。だが、賞金加算はならず。春シーズンのG1参戦を見送った。その後はしっかりと間隔を空けながら自己条件を1戦し3着。前走の藻岩山特別(札幌・2勝クラス)は最後の直線で馬群を割って抜け出す強い競馬を見せて3勝目を挙げ、ようやくG1の舞台にたどり着いた。

 13日の美浦・Wコースで行われた1週前追い切りでは、前走からコンビを組む横山武史騎手が騎乗した。3頭併せの一番後ろを追走し、最後の直線でも内に進路を取り、大きなストライドで力強く加速し5ハロン66秒4。ラスト1ハロンは11秒6をマークし反応の良さを印象づけた。見届けた宮田調教師は「1週前としてはある程度やってもらってしまい強めで反応を見てもらいました。小脚を使うより長くいい脚を使うタイプなので、動きとしては合格点。ゴール板過ぎてからもストライドを伸ばしてしっかり動けていたし、内容的にもいい1週前追い切りでした」と手応えをつかむ。前走の内容に関しては「すごい上手に乗ってくれたなと思います。立ち回り的には大外を回しての勝ちより内容があった」」。本番へのイメージはできあがりつつある。

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