昨年11月26日の阪神7Rの入線後に落馬して腰部を負傷し、骨折で戦線離脱していた池添謙一騎手=栗東・フリー=が1月31日、栗東トレセンで調教騎乗を再開した。弟・学調教師の管理馬で京都記念・G2(2月12日、阪神・芝2200メートル)に出走予定のプラダリアなど3頭に騎乗。「馬って速いっすね。脚がパンパンです。今日の感じなら、徐々に慣らしていけばいけるかな」と笑顔で話した。
レースは、2月11日の阪神競馬からの復帰を予定している。2月末で父の兼雄調教師が定年引退。「できれば最後に乗りたいと思って、そこを目標にしていた」と、懸命にリハビリやトレーニングに励んだ。
2か月の休養は、乗馬を始めた小学5年から今までで最長という。「たった2か月ですが、自分にとっては長かったです。先が見えない状況だったので一安心です」と胸をなで下ろした。