柴田政人さん、ウイニングチケットを悼む「本当に長生きしてくれたと思う。一生忘れられない盟友、心に残る馬だった」

ウイニングチケットとともに悲願のダービー制覇を果たした柴田政人騎手
ウイニングチケットとともに悲願のダービー制覇を果たした柴田政人騎手
第60回日本ダービー。直線坂上で先頭に立ったウイニングチケット(左、10番)
第60回日本ダービー。直線坂上で先頭に立ったウイニングチケット(左、10番)

 1993年のダービー馬ウイニングチケットが18日、33歳で息を引き取ったことを受け、主戦を務めたJRA元騎手で元調教師の柴田政人さんが馬トク報知の取材に、同馬を追悼するコメントを寄せた。

 柴田政人さん「伊藤雄二先生から『お前にダービーとらせてやる』と言われて乗せてもらった馬。チャンスはそうないと思っていたので、ウイニングチケットにかけていた部分はあった。そういう意味で、あの馬でダービーをとれて本当に幸せだった。振り返ると、騎手人生の中で最後の最後だからね。次の年の落馬で競馬で騎乗できなくなったから。そういう意味では、この馬との出会いが騎手人生の締めくくりになった。

 俺らの時代はダービーに乗ること、勝つことがすべてだった。福永祐一君が最初にダービーを勝ったのは、俺と同じ19回目だったんだよ。彼がダービーを勝った時は、本当に自分のことのように喜んだ。子供の時からよく知っているから。

 何年前かは忘れたけど、浦河のAERUに寄ったこともあるんですよ。そのときに、『ファンがいっぱい来て大変ですよ』という話を聞いて、うれしかったですね。33歳、本当に長生きしてくれたと思う。私にとっては一生忘れられない盟友、心に残る馬だった。やはり寂しいですね」

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