3月25日の中山6R・3歳1勝クラス(芝1800メートル=11頭立て)は、3番人気のセオ(牡、栗東・上村洋行厩舎、父スピルバーグ)が、逃げ切り勝ちでオープン入りを決めた。勝ち時計は1分54秒6(不良)。
スタートから積極的に促していき、2コーナーではハナを取りきった。道悪のなか前半1000メートル通過は1分6秒2のスローペースを刻み、4コーナーでは2番手のレーベンスティールに並びかけられながら直線へ。そのまま内ラチいっぱいのインで粘り込みを図り、最後は頭差で踏ん張った。
テン乗りの横山和生騎手は「流れも馬場もうまくいきました。まだ子供っぽいなかで、悪くない勝ち方。今後が楽しみです」と、うなずいた。
上村調教師は「自己条件に戻れば、接戦でしたけど、順当勝ちでした。(日本ダービーの)トライアルにいければ」と、今後の見通しを語った。