京都11R・天皇賞(春)・G1・馬トク激走馬=マテンロウレオ
大阪杯で0秒4差4着。3番手で流れに乗り、ラストのひと脚はなかったが、失速することなく、果敢に前を追った。レース後の横山典弘騎手の談話がいい。「負けただけだね。最高の競馬だった」。
在厩での調整が続くが、緩めることなく万全の仕上げを施された。1週前はやや物足りなかったが、当週のウッドチップでの追い切りは迫力満点。鋭い伸び脚が目立った。
追い切り後も馬体の柔らかみを保っており、気性面の落ち着きも上々。雨を含んだ馬場はきさらぎ賞で重賞Vの実績があり、気にはならない。G1の昆厩舎×横山典騎手のコンビは常に不気味。新境地への意欲的なチャレンジに一票を投じる手はある。