◆第73回安田記念・G1(6月4日、東京競馬場・芝1600メートル)
前走の京王杯スプリングC・G2で、1番人気に推されたダノンスコーピオン(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)。パドックは好気配で、スタートも五分に出て内を回ってスムーズに運んだが、伸びを欠いて11着に敗れた。
父ロードカナロアも手がけた腕利きの岩本助手は「内枠で密集して集中力を欠きました。全く走ってないし、度外視していいです。外枠でも引いて自分のスタイルなら」と、巻き返しに向けて色気十分。昨年5月のNHKマイルC・G1は大外枠からV。同舞台で、かみ合えば侮れない。(玉木 宏征)