秋本番(栗東)

サトノブリジャール
サトノブリジャール

 こんにちは、山本です。今日も栗東に居残ってのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、今日は伝えるべき情報が多いので、前振りは簡単に。今朝の午前5時からの栗東取材。イッキに「涼しい」を超えた「寒い」でした。まぁ、汗をかくよりは肌寒い方がいいという人であることは何度も書いていますが、いずれ暖かくなるだろうと半袖で取材していましたが、一向に気温が上がらない。風が冷たい。いや~、ホントに寒かった。3日前には30度なんて数字を見たような気がするのに。

 前から書いてますが、日本はもう「四季」ならぬ「二季」ですよ、ホントに。春=暖かい→夏=暑い→秋=涼しい→冬=寒いだったんですよ、日本って。しかし、今や暖かいと涼しいが、どっかに行ってしまった。いや、ほんの少しの間ある程度か…。そのフワッとした時期に趣を感じ、好きだったワタクシにとっては何とも悲しい話です。トレセンで取材する格好も半袖からジャンパーへイッキに衣替えなのか。何とも風情がありません。

 ということで、一向に肌寒いままなので、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 京都4Rの新馬では高野厩舎、ゆかりの血統馬になるチェルビアット(牝、父ロードカナロア、母キューティゴールド)が登場します。姉にジャパンCなどG1・2勝のショウナンパンドラがいますね。「グッドルッキングホースです。(母)キューティゴールドの中ではいいですよ。もっと動きの質を上がればですし、距離はもっとあってもいいかなと思いますが、まずは現状でどこまでやれるかですね」とトレーナーは冷静に分析します。ここは須貝調教師が「うまく折り合えば、しまいはビュッと切れそう」と期待するエコロハート(牝、父ストロングリターン、母アップロック)、寺島調教師が「動きがいいし、スピードがある」と楽しみにするインフローレ(牝、父リオンディーズ、母キュイキュイ)も面白そうです。

 続く5Rは先週の段階で上村調教師が「いい走りをする」と楽しみにしていたセリオヴェローチェ(牡、父サートゥルナーリア、母オーサムウインド)も気になりますが、やはり友道厩舎のサトノブリジャール(牡、父エピファネイア、母ベルダム)かな。春先からトレーナーが期待馬として、名前を挙げていた馬です。「血統的に距離はあった方がよさそう。体のバランスが良くなっているし、ワンターンが合いそう。楽しみですね」と友道調教師。土曜にデビューしたアドマイヤズームと馬体重は変わらないようですが、体形が違うとのことで、こちらはクラシック路線でしょう。このレースには友道厩舎で重賞を勝ったレッドジェネシスの弟になるレッドギフテッド(牡、父エピファネイア、母リュズキナ)が池江厩舎からデビューします。ただ、池江調教師は「乗り込んできたけど、使っていきながら良くなれば」と少し慎重でしたね。

 話を友道厩舎に戻すと、アルテミスSに出走予定のカムニャック(牝、父ブラックタイド)は順調に調整中。「相変わらずのんびりしているけど、それがいいところでもあるからね」とトレーナーは口にします。また、11月17日の芝1800メートルでデビュー予定のインザスカイ(牡、父キタサンブラック、母ダイヤモンドディーバ)も栗東に戻ってきましたね。こちらは川田Jとのコンビとなります。

 ここからPOG情報。杉山晴厩舎で野路菊S2着だったジョバンニ(牡、父エピファネイア)は京都2歳Sを視野に調整されるようです。ちなみに野路菊Sで3着だったワンモアスマイル(牡、父ブリックスアンドモルタル)は松山Jとのコンビで来週の紫菊賞に出走します。話は杉山晴厩舎に戻って、中京で新馬勝ちしたゲルチュタール(牡、父ブリックスアンドモルタル)はエリカ賞へ、中山で新馬勝ちしたヴァージル(牡、父ビッグアーサー)は福島2歳Sへ向かうとのことです。

 そして、来週の京都芝2000メートルにナグルファル(牡、父エピファネイア、母ランドオーバーシー)が出走します。鞍上は川田J。今週はいい時計が出ていましたね。「これから良くなりそうという中で、標準の時計は出ています。川田騎手の感触も悪くなかったです」と杉山晴調教師。京都2週目の芝2000メートルといえば、4年前にデアリングタクトが無敗3冠を決めた時と同じ舞台ですね。今日は何か、キュン水納記者のPOG指名馬をよく取り上げているな。

 続いては斉藤崇厩舎。兄にジオグリフを持つコリカンチャ(牡、父ブリックスアンドモルタル、母アロマティコ)は来週の京都芝1800メートル、団野Jでデビューします。「先週よりは良くなっていますが、良化が本当にゆっくり。幸Jは『今週動かしたので…』と言ってくれましたが、どこまで良くなるかですね」と斉藤崇調教師は冷静に分析していました。

 来週は14日の東京ダート1400メートルにマキシマムビスタ(牝、父ヘニーヒューズ、母サンビスタ)が出走します。鞍上はルメールJ。母はチャンピオンズCの勝ち馬という良血馬ですね。「いいですよ。CWコースではしっかりと動けています」と好感触でした。あと、来週の新潟芝1600メートル(牝馬限定)にはサマンサバローズ(牝、父ミッキーアイル、母ウィーミスフランキー)がスタンバイ。BCスプリントを目指すドンフランキーの下になりますが、「今週の動きは悪くなかったですよ。芝もいけなさそうなフットワークでもないので、まずはこの条件を使ってみます」とトレーナーーは説明してくれました。

 では、ネット限定「厳選馬」ですが、今日は何やかんやと押し出されて、この馬に…。

京都11R・1サトノグランツ(とにかく、今年に入ってから友道調教師を始め、陣営に何度も「良くなった」と聞いているが、歯車がかみ合わない。前走は鞍ずれ。今回も好仕上がりで好戦必至)

 続いては「馬券王への道 延長戦」をどうぞ。

京都2R・5ベルヴィヴァン(前走は前崩れ。内回りでスピード生きる)

新潟7R・7ストレイトアスク(こちらも前走は展開にないた形。馬場のいい新潟で)

東京10R・14テーオーリカード(単騎で行ければ、粘り込めるメンバー)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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