藤田菜七子騎手は中山で6鞍 ミッレマンドルリ(日曜1R)は「背中の感じがいい馬」

藤田菜七子騎手
藤田菜七子騎手

 藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、秋競馬開幕週は中山で6鞍(土曜3鞍、日曜3鞍)に騎乗する。

 先週は日曜新潟12Rの雷光特別(直線芝1000メートル)でフラッシュアークとコンビを組み、見事に勝利。スタートから先団につけ、外ラチ沿いに寄せると楽々と抜け出す今年JRA8勝目で夏競馬を締めくくった。「状態が良く、ゲートをうまく出ていい位置がとれました。追い出しを待つ余裕もありましたね。千直の適性は高いです」とパートナーをねぎらった。

 さらに今月24日にはスペイン・マドリードのサルスエラ競馬場で開催される女性騎手招待レースに参加する。20年にも招待を受けていたが、直前に左鎖骨を骨折し断念した。「再度お招き頂いてありがたいです。出場するからには、いい結果が欲しいですね。これまでいろんな国で乗ってきた経験を生かしたいです。コロナ禍で海外に行くこと自体、久々です。海外は好きなので楽しみですね」。世界の舞台での活躍を期待したい。

 日曜1Rのミッレマンドルリは前走が12着。序盤から促すシーンもあり、道中では窮屈になる場面も見られた。今回は距離を400メートル短縮し、ダート替わりの一戦。「背中の感じがいい馬です。前走はもっと走れると思っていましたが、スピードで負けてしまうところがありました。ダートはこなせそうなので、条件は合いそうですね」と前進に期待する。

 日曜4Rのツキニホエルとは、これが3戦連続のコンビ。近2走は2ケタ着順と振るわないが、今回はダート短距離に条件が替わる。「芝だとスピードが足りないので、ダート替わりで良さが出れば。距離は短い方がいいですね」と変身を願った。

【土曜中山】

4Rアンバーシュガー(牝2歳、美浦・根本康広厩舎、父アジアエクスプレス)

7Rスパークタイムリー(牝3歳、美浦・小島茂之厩舎、父ドゥラメンテ)

12Rブルーリヴァーサル(牡3歳、美浦・根本康広厩舎、父ディープスカイ)

【日曜中山】

1Rミッレマンドルリ(牝2歳、美浦・和田正一郎厩舎、父ビッグアーサー)

4Rツキニホエル(牡4歳、美浦・武市康男厩舎、父アドマイヤムーン)

7Rトーセンサマンサ(牝3歳、美浦・深山雅史厩舎、父ヴァンキッシュラン)

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