◆第77回セントライト記念・G2(9月18日、中山・芝2200メートル=3着までに菊花賞の優先出走権)
得意の先行力を生かしシルトホルン(牡3歳、美浦・新開幸一厩舎、父スクリーンヒーロー)が初の重賞タイトルをつかむか。前走のラジオNIKKEI賞は2番手から運びしぶとく粘り込んで2着を確保。エルトンバローズには半馬身及ばなかったものの、小回りの舞台で自慢の脚力を存分に生かす好内容を披露した。
2走前の1勝クラス(東京、芝1600メートル)では、逃げの手で、その後1、2勝クラスを連勝するコンクシェルを完封した。新開調教師は「メンタルが2走前から成長して、今回も全然力むことなく走れている」と調教からも手応えを感じ取る。2ハロン延長に加え、今回は外回りとクリアすべき課題こそあるが、“先手必勝”で勝利をたぐりよせる。