◆第168回天皇賞・秋・G1(10月29日、東京・芝2000メートル=良)
天皇陛下が11年ぶりに観覧された一戦は現役最高峰の古馬11頭によって争われ、クリストフ・ルメール騎手が手綱を執ったイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が単勝オッズ1・3倍の圧倒的1番人気に応えて史上3頭目の連覇と国内外G1・5連勝を達成した。G1の5連勝は、6連勝のテイエムオペラオーとロードカナロア、5連勝のナリタブライアン、タイキシャトル、アーモンドアイに次ぐ6頭目。1着賞金2億2000万円を加えたJRA総獲得賞金12億5269万2000円は、20年の3冠馬コントレイルをしのぐ歴代10位となった。海外では今春のドバイ・シーマクラシックで約4億6000万円も稼いでおり、これも含めた総獲得賞金は17億1158万2100円。こちらは海外2勝のオルフェーヴルをしのぎ、歴代6位に浮上した。歴代1位は国内外でG1計9勝を挙げたアーモンドアイの19億1526万3900円。
◆総獲得賞金歴代トップ10(JRA以外の競走も含む。本賞金+付加賞)
1.アーモンドアイ (牝)19億1526万3900円=15戦11勝
2.キタサンブラック (牡)18億7684万3000円=20戦12勝
3.パンサラッサ (牡)18億4466万3200円=26戦 7勝
4.テイエムオペラオー(牡)18億3518万9000円=26戦14勝
5.ジェンティルドンナ(牝)17億2603万 400円=19戦10勝
6.イクイノックス (牡)17億 918万8100円= 9戦 7勝
7.オルフェーヴル (牡)15億7621万3000円=21戦12勝
8.ブエナビスタ (牝)14億7886万9700円=23戦 9勝
9.ディープインパクト(牡)14億5455万1000円=14戦12勝
10.ゴールドシップ (牡)13億9776万7000円=28戦13勝