【京王杯2歳S】紅一点コラソンビートがレコードV 横山武史騎手「想像以上にいい脚」

京王杯2歳Sを制したコラソンビート(左端は加藤士津八調教師、右端は横山武史騎手)(カメラ・荒牧 徹)
京王杯2歳Sを制したコラソンビート(左端は加藤士津八調教師、右端は横山武史騎手)(カメラ・荒牧 徹)

 ◆第59回京王杯2歳S・G2(11月4日、東京・芝1400メートル、良)

 2歳馬12頭で争われ、1番人気のコラソンビート(牝、美浦・加藤士津八厩舎、父スワーヴリチャード)が横山武史騎手を背に、未勝利、ダリア賞に続く3連勝で重賞初制覇を飾った。牝馬の勝利は、1998年ウメノファイバー以来。19年開業の加藤士調教師は重賞初制覇となった。新種牡馬のスワーヴリチャード産駒は重賞初勝利。勝ち時計は1分20秒6で、19年の同レースでタイセイビジョンがマークした1分20秒8を0秒2更新する2歳コースレコード。

 首差の2着に8番人気のロジリオン(北村宏司騎手)、さらに鼻差の3着に9番人気のオーキッドロマンス(内田博幸騎手)が続いた。

 横山武史騎手(コラソンビート=1着)「想像していた以上にいい脚を使ってくれた。思っていた以上にペースも速く、うまく折り合えて、しまいにかけるだけになりました。(過去2戦騎乗の戸崎)圭太さんがこの馬に競馬を教えてくださっていたので、脚を使ってくれると信じていました。前の馬は気にならなかったです。新馬に乗せてもらったけど、そのときから真面目で癖がないですね。距離は1ハロン延びても問題ないと思います」

 加藤士調教師(コラソンビート=1着)「強かったですね。ビックリするくらい強い。まだまだ馬は幼いけど、あれだけ動けるし楽しみです。(1週前の追い切りで猛時計だったが)影響なくノーダメージでした。獣医さんに『本当に追い切りやったんですか?』と聞かれるくらいで、この馬やばいなと思いました。1600メートルまでは守備範囲だと思います。次走は多分(阪神)JFになると思います。(自身の重賞初制覇に)1日中、これのことで頭がいっぱいでした。色々、上の空でしたね。直線では調教師になって一番大きな声を出しました。さらにプレッシャーもかかるでしょうが、どれだけ平常心で仕事ができるかが大事になってきます。厩舎のスタッフは何も言わなくても考えてちゃんとやってくれるし、厩舎力が高いです」

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