【京都11R・みやこステークス】JBCクラシックは歴戦の猛者たちが重厚な戦いを繰り広げた。その2日後は京都のG3。底を見せていない新興勢力が多数出走してきて、交流G1に負けず劣らずの楽しみな一戦となった。
◎セラフィックコールが重賞の壁も突破する。2勝クラスこそ鼻差の辛勝だったが、ほかの3戦はいずれも圧勝。不安定なスタートに起因するコーナーでの距離ロスもお構いなしの強じんな脚力を武器に、負け知らずで駆け上がってきた。
3か月ぶりの前走でオープン入り。この中間は調教パターンに大差はなくても、動きの質が明らかに良くなった。まだ真剣に走り切っていないと感じるだけに、寺島調教師の「今まで以上に強い馬が前を走っているので、競馬はしやすくなると思います」との言葉もうなずける。無傷5連勝へ。
ウィリアムバローズはダート11戦で連対を外したのが、体調が思わしくなかった昨年の当レースのみ。前走から斤量が2キロ減り、崩れるシーンは考えにくい。本格化してきたワールドタキオン、素質十分のアスクドゥラメンテもV候補だ。