【阪神JF】3連勝狙ったキャットファイトは見せ場のない10着 大野拓弥騎手「イレ込んで、体力を使ってしまった」

10着だったキャットファイト(カメラ・石田 順平)
10着だったキャットファイト(カメラ・石田 順平)

◆第75回阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(12月10日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)

 今年の2歳女王決定戦はフルゲート18頭立てで行われ、北村宏司騎手騎乗で単勝3番人気のアスコリピチェーノ(美浦・黒岩陽一厩舎、父ダイワメジャー)が勝利。新馬戦、前走の新潟2歳Sに続く3連勝でのG1勝利で頂点に立った。北村宏騎手は2015年にキタサンブラックで勝った菊花賞以来、8年2か月ぶりのJRA・G1勝利となった。黒岩調教師はJRA・G1初勝利だった。

 勝ち時計はレースレコードとなる1分32秒6。2着はステレンボッシュ(ルメール騎手)、3着はコラソンビート(横山武史騎手)だった。

 鮫島克駿騎手(シカゴスティング=5着)「テンションの高さが課題の馬。距離延長がプラスになるイメージがあまりなくて、操縦性の高さでカバーしようと、一発を狙うなら、という乗り方をしました」

 バウルジャン・ムルザバエフ騎手(ルシフェル=6着)「マイルで本来の脚のたまり方ではなかったと思う。ただ、気性が成長してハミを取ってくれたし、いいところまで来てくれた。距離はもう少し欲しかった」

 坂井瑠星騎手(ドナベティ=8着)「大外枠でしたが、3コーナーまで内ラチ沿いを運んで一発を狙いました。多頭数なので仕方がないですけど、すべてがスムーズだったら、もう少し上の着順になっていたと思います」

 松岡正海騎手(コスモディナー=9着)「(馬体減で)力が伝わり切らない中でも頑張ってくれて、能力差は感じませんでした。体が戻ればやれると思います」

 大野拓弥騎手(キャットファイト=10着)「大きい舞台でイレ込んで、体力を使ってしまいました。この課題を今後クリアできれば、いいスピードは持っている馬なので」

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