フルゲート12頭。ファン投票選出レースにふさわしいメンバーが今年もそろった。一気の世代交代を告げるかもしれない、そんな期待を抱かせるレースでもある。
距離が2000メートルから1800メートルに短縮されたのは2016年。それから7回の中島記念で3歳馬の優勝はなく、11年のウルトラカイザーまでさかのぼる。ブレイブアモーレが12年ぶりの3歳馬制覇に挑む。
門別でデビュー。昨秋に佐賀に移った。佐賀3歳3冠の佐賀皐月賞は7着に終わったものの、九州ダービー栄城賞はテクノゴールドに1馬身余りに迫る2着。ここから一気に本格化し、スポーツ報知杯ロータスクラウン賞は鮮やかなまくりを決めて優勝した。その後は古馬に果敢に挑み、2500メートルの九州大賞典で2着。スタミナにも不安がないことを示している。
中島記念は逃げそうな馬もいてペースは流れそう。ブレイブアモーレは外枠からの追走となる。折り合いに苦労はない。また馬込みで苦労する心配もなさそうで、3コーナーを過ぎるあたりからのロングスパートを決めそうだ。