◆若葉S・リステッド(3月16日、阪神・2000メートル=2着馬まで皐月賞の優先出走権)=3月15日、栗東トレセン
パシフィックルート(牡3歳、栗東・高野友和厩舎、父ロードカナロア)は坂路でキャンター。大型馬ながら素軽いフットワークで駆け上がった。母は17年フラワーCを制して牝馬ながら皐月賞(1番人気)に駒を進めたファンディーナで、ここで皐月賞切符を手にできるか注目だ。
デビュー戦で566キロだった大型馬。「完成はまだ先だと思いますし、焦らずいきたい。現状でどこまでやれるか、力試しの一戦」と慎重な姿勢を崩さない高野調教師。そんななかでも、新馬戦を勝ち切っただけに、秘める能力に期待を抱かずにはいられない。「両親からいい心臓を受け継いでいる。素質だけでどこまで」とトレーナー。結果が出れば、さらなる大舞台での活躍に夢が広がる。