あの血統(美浦)

フォンデネージュ
フォンデネージュ

 こんばんは、坂本です。今日は美浦出張から自宅へ帰ってきたところであります。

 しかし日頃の運動不足によるものでしょうが、今週の月曜日に「ぎっくり腰」になってしまいました。休みで洗濯物を干そうと前かがみになったところ、数年ぶりに「グキ」っという鈍痛が腰を襲いました。おそらく私自身3度目くらいでしょうが、まるで体全体が「こむら返りのふくらはぎ」状態という地獄を味わいました。

 過去の経験から何よりも早く病院に行くのがいいと思っていたので、約1時間ほど待って注射と飲み薬、貼り薬を処方されて、何とか今週の美浦での仕事に若干の精彩を欠いたくらいで乗り切れました(苦笑い)。ようやく陽気が春らしくなって、筋肉が寒さでこわばることも少なくなると思っていた矢先のアクシデントでしたので、皆様もお気をつけ下さい。

 それではそろそろ本題へ。まずは国枝厩舎からです。2歳馬の情報からいきますと、デアマトローナ(牝、父キズナ、母ホームカミングクイーン)は4月11日にゲート試験に合格。同17日には放牧に出て、牧場で乗り込まれていきます。母はアイルランドの重賞勝ち馬です。国枝調教師は「仕上がりよくいけそう。1200、1400Mくらいかな。ぶりっとしていて気がいいよ」と、現状では短めというイメージを語っています。

 またレイデアンジェロ(牡、父レイデオロ、母レディアンジェラ)は、母の初子になります。こちらは少し熱発して様子をみていたそうですが、国枝師は「来週あたりにゲート試験を受けられれば」と見通しを語っていました。

 また3歳馬では桜花賞を制したステレンボッシュ(牝、父エピファネイア)がオークス(5月19日、東京)へ。デビュー3連勝でスプリングSを勝ったシックスペンス(牡、父キズナ)が日本ダービー(5月26日、東京)に向かう豪華ラインアップですが、忘れちゃいけないのがバードウォッチャー(牡、父ブラックタイド、母アパパネ)です。すでに速い時計を出し始めており、5月12日の1勝クラス(東京・芝1800M)に向かうとのことでした。またニュージーランドTで11着に敗れたルージュスエルテ(牝、父ハーツクライ)は、次走は3回東京開催で検討していくそうです。

 次は武井厩舎にいきます。先週の皐月賞に出走したアーバンシック(牡、父スワーヴリチャード)は、4角10番手から追い上げ及ばずも4着でダービーへの優先出走権はつかみました。広くて長い東京なら、と思わせる内容だったと思います。武井調教師は「頑張ってくれました。しっかりと走りきった感じで、逆に言うとそこまでレースでも調教でも追い込まれたことがなかったと思うので、さらにここから弾みをつけて良くなってくれることを期待したいです」と語っていました。

 またファルコンS9着で、NHKマイルC(5月5日、東京)に向かうシュトラウス(牡、父モーリス)は、4月16日に帰厩して、同18日に美浦・Wコース単走で帰厩後初時計を出しました。こちらについては「相変わらず時計はしっかり出ているし、とんでもない馬。メンタル面も前みたいに崩れてはいないし、現状の状態の確認としてはいい追い切りだった。上がっていけると思う」と、納得の表情で期待を込めていました。

 最後に2歳馬を紹介すると、フォンデネージュ(牝、父ドレフォン、母ユキチャン)が4月17日にゲート試験に合格。半兄アマンテビアンコなど、言わずと知れた血統馬ですね。武井師は「新馬勝ちできるくらいの走りができそう。完全にダートですね。パワー型で、1400、1600Mという感じなので、仕上がり自体は早いですが、番組をどうするかですね」と評価を口にしつつ、思案顔でした。最初はダートの番組が少なめのため、仕上がり具合を考慮して検討していくことになりそうです。一族に活躍馬が多く、指名候補に挙げたい一頭です。

 それでは今日のところはこのへんで。

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