【京都11R・ユニコーンステークス】昨年までは東京のマイルで行われていたが、ダート路線の番組改革によって京都の1900メートルに条件が変わったユニコーンS。切れ味だけでなく、持久力も求められる舞台設定となった。
◎ミッキーファイトは初戦こそ、2着馬がゴール前で外に膨れたことで勝ちが転がり込んできた形だが、2戦目の前走は楽な手応えで抜け出し、2着馬に5馬身差をつける文句なしの内容。勝ち時計も同日の古馬オープン戦に0秒5劣るだけの優秀なもの。この2戦ともに上がりは最速で、いい脚を長く使えるこの馬にはぴったりの舞台だ。
休み明けだが、計9本の時計を出して乗り込んでいる。最終追いも美浦・Wコースで6ハロン81秒9―11秒2を馬なりでマークしており、調教の質、量ともに申し分ない。兄に22年のチャンピオンズC・G1を勝ったジュンライトボルトがいる血統で、ここも無敗で突破するだけの素質がある。
ダートに転じた2戦がともに圧勝のムルソー、実績上位のラムジェットが強敵になる。栗東滞在で気配のいいサトノエピックも侮れない。