◆第31回函館スプリントS・G3(6月9日、函館競馬場・芝1200メートル)
2021年8月のデビュー戦(函館)から13戦目にして、初の1200メートル戦だった前走の鞍馬S(5月5日、京都・1200メートル)。1分6秒9の勝ち時計で、昨年2月の洛陽S以来の白星を手にした。
キタサンブラック産駒。3歳春はクラシック路線を歩んだこともあり、2000メートル前後を中心に使われてきたが、その後はマイル路線へ。休養を挟んで起用されたスプリント戦で、鮮やかに一発回答を示した。前走のラスト3ハロンが32秒9。これまでの印象を覆す切れ味だった。キタサンブラックの母の父はサクラバクシンオーで、期待が膨らむ重賞参戦だ。