【プロキオンS】一昨年の覇者ゲンパチルシファーは活気十分に登坂 佐々木調教師「ここまでは超理想」

併せ馬で追い切るゲンパチルシファー(左)
併せ馬で追い切るゲンパチルシファー(左)

◆第29回プロキオンS・G3(7月7日、小倉・ダート1700メートル)追い切り=4日、栗東トレセン

 一昨年の覇者ゲンパチルシファー(牡8歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父トゥザグローリー)は、坂路でブロッケンボウ(3歳1勝クラス)を3馬身半追走。首差遅れたものの、一杯に追われると活気十分な身のこなしで駆け上がった。佐々木調教師は「いい併せ馬ができた。ここまでは超理想」と満面の笑みを見せた。

 前走のアンタレスS(8着)の最終追いは54秒4―13秒1。今回は54秒2―12秒2と、しまいの時計を詰めている。指揮官は「調教過程はすごくいい。近走では一番いい。夏場もいいのかも」と満足げ。22年のこのレース以降勝利はないが、ここでベテランの意地を見せる。

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