こんにちは、水納です。３回目の更新です！ いよいよ北海道出張も終盤。猛暑の関西に帰る日が近付いています。帰りたくないよ～。
初回の更新で、「１万８０００円の顔用クリームをなくした」と書きました。思い返せば、２２年のフランス出張では、化粧水と乳液をなくしています。正確には、捨てられた、ですが…。帰りの便に乗るとき、１００ミリリットル以上の液体は機内に持ち込めないのに、間違えて手荷物に入れてしまったんです。当たり前ですが、「ＮＯ！」と容赦なくゴミ箱に放り込まれましたね。
今年のドバイ出張では、一番と言っていいほどお気に入りだったリップを落としました。心当たりもないままです。廃盤予定のカラーだったので、帰国後慌ててお店に駆け込んだ記憶が…。どうしてこうも、長期出張に行くと化粧品をなくすのか？ 全て私が悪いのですが、不思議でなりません。嘆いても仕方ないので、本題に入ります。
まずは今週デビュー組から。３日の札幌・芝１２００メートルにはシカレ（牝、父Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｐｈａｒｏａｈ、母スウィートマナ）が出走します。今週の追い切りは、僚馬のモズナナスターに先着していましたね。担当の渋田助手は「時計は地味だけど、動きは良かった。馬がとにかく柔らかくて、常歩（なみあし）の動きがいい。体も、数字以上に大きく見せている」と好感触です。イレ込みやすい面があるようなので、当日のテンションがカギになりそうですね。
４日の札幌・芝１８００メートルに移ります。取材の感触が良かったのはアルマヴェローチェ（牝、父ハービンジャー、母ラクアミ）ですね。「母系はスピードがあり、（父が）ハービンジャーなので、距離もちょうどいいかな」と黒野助手。「仕上がりは文句ないです。注文をつけるところがないですね」と、先週に続きトーンが高かったです。
ここにはノースタンダード（牡、父Ｎｏ Ｎａｙ Ｎｅｖｅｒ、母ラチェーヴェ）も参戦。半兄がタタソールズゴールドＣ・愛Ｇ１の覇者という良血です。佐藤助手は「こっちに来たときは、大きな馬特有のゆるさがありましたが、ひと追いごとに素軽さが出てきました。気性は素直です」と評価。欧州血統ですし、洋芝はこなせそうです。美浦・栗田厩舎で岡田スタツド生産、山田弘オーナーとくれば、タイトルホルダーを思い浮かべてしまいますね。
来週の１１日の札幌・芝１８００メートルにはラルガメンテ（牝、父ドゥラメンテ、母メジロツボネ）が出走予定です。１９、２１年に香港ヴァーズ・Ｇ１を勝ったグローリーヴェイズの半妹で、同じ美浦・尾関厩舎ですね。「やるごとに良くなっています。カイバをよく食べるし、こっちに輸送しても問題ありません」と竹内助手。似ているところはないようですが、「兄が使いつつ良くなったのでそうなってくれたら」と期待していました。
アルアイン、シャフリヤールの妹にあたるフィヤール（牝、父リアルスティール、母ドバイマジェスティ）はゲート試験合格後、放牧に出ました。また、先週新馬勝ちしたアルテヴェローチェ（牡、父モーリス）も放牧へ。担当の山田助手は「走るよ。栗東にいたときと比べると、当日のテンションも上がっていなかった」と振り返っていましたよ。
最後は趣味全開コーナーです。すみません！ 函館で絶対、何が何でも、是が非でも取材したかったのがエンダードラゴン（牡、父リアルスティール、母ダストアンドダイヤモンズ）。私が大好きなドウデュースの半弟です。すでにゲート試験に合格し、放牧に出されていますが、どうしても自分で情報を仕入れたくて…。調教をつけていた藤本助手を訪ねました。「走りそうですよ。大物感があります。いいものを持っていると思います」と非常に高い評価！ 写真や動画を見る限りは、ドウデュースよりスマートな印象を受けましたが、やはり「背が高くてすらっとしていますよ」とのことです。性格も素直みたいですし、お兄さんの存在を抜きにしても、今後がとても楽しみです♪
そして、私がＰＯＧドラフト動画で１位指名したインザスカイ（牡、父キタサンブラック、母ダイヤモンドディーバ）のお話も聞きましたよ。姉に重賞馬シャドウディーヴァがいる良血です。藤本助手は「体が大きくて、歩幅も大きいです。短いところという感じはしないですね。性格は従順ですね」とこちらも評価は良さそう。ますますデビューが楽しみになりました。
さて、“短期免許”で更新してきた函館発のＰＯＧブログは今回が最終回です。おそらく…。不慣れな部分もありましたが、皆様のお役に立てば幸いです。また紙面やＸでも情報を発信していくので、ぜひご覧ください。 お読みいただき、ありがとうございました！
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