10月12日の京都4R・2歳新馬(ダート1800メートル=16頭立て)は、7番人気の伏兵ドンインザムード(牡、栗東・今野貞一厩舎、父アジアエクスプレス)が直線で馬群を器用にさばいて抜けだし、デビューVを飾った。勝ち時計は1分55秒0(良)。
道中は逃げ馬を行かせて好位の内を追走。直線では前が壁になったが、強引にスペースをこじ開け、グングンと脚を伸ばした。2着のデルマサクラサク(池添謙一騎手)に1馬身4分の1差をつける完勝に、松山弘平騎手は「調教からダート1800メートルは合いそうだと思っていました。終始手応え良く、最後狭いところも器用に抜け出してくれて、着差以上に強い競馬をしてくれました」と高く評価した。
今野調教師は「姉(ハギノリュクス)がダート1800メートルでオープンまでいっているので期待していました。成長途中でやや半信半疑でしたが、骨格がいいし、大きいけど脚さばきが軽いですからね。今後は疲れをみて考えます」と話した。