◆第29回秋華賞・G1(10月13日、京都競馬場・芝2000メートル)=10月12日、栗東トレセン
フラワーCの勝ち馬ミアネーロ(牝3歳、美浦・林徹厩舎、父エピファネイア)は初めての関西圏での競馬に向け、10月3日から栗東トレセンで調整している。決戦前日は、馬が少なくなった9時前に坂路に登場し、内めを78秒5―17秒8で気合十分に駆けた。担当の田中助手は「栗東に来た初日はテンションが高かったですが、許容範囲でした。今は美浦にいる時より落ち着いていますよ。調教はもともと動く馬ですが、今週も楽に動いていましたからね」とステレンボッシュをあおった最終追い切りを振り返り、好気配を伝えた。
実績のある右回りに戻った前走は、高速馬場に苦しみながらも首差2着と、オークス(14着)からの巻き返しに成功。同助手は「最後に馬場入りして、返し馬の直前にジョッキーに乗ってもらいました。今回もその予定です。ゲート裏までパシュファイアーも着けるのも前回と同じ。落ち着いて臨めれば、オークスより楽しみだと思います」と色気十分だった。