岩田康誠騎手の騎乗停止に関してJRAが説明 コメント欄があるYouTubeを見たことが違反

岩田康誠騎手
岩田康誠騎手

 岩田康誠騎手=栗東・フリー=が12月15日、同日からの騎乗停止処分を受けたため、京都競馬場で騎乗予定だった全7鞍が乗り替わりとなった。騎乗停止処分は30日間。

 JRAは土曜と日曜で異なる競馬場で騎乗する騎手には、騎手自身のスマートフォンで移動する際の乗り換え方法の検索や、交通系ICとしての使用を許可している。それとは別に、ほとんどの騎手がJRAが認めたアプリのみインストールしたタブレットを使用しており、そのタブレットでなら音楽や動画の視聴も可能。通し番号がついており、誰のものかわかるようになっている。

 YouTubeは外部と通信できる可能性のあるコメント欄があるため、タブレットでは見られない。今回の岩田康騎手のケースはタブレットも所持していたが、自身のスマートフォンを使ってYouTubeでミュージックビデオを視聴した点がルール違反になった。

 京都競馬場で報道陣からの質疑応答に答えた赤井誠・美浦トレーニングセンター公正室室長は「検査の中で発覚しました。昨年5月以降、スマートフォンの不適切使用が散発している。タブレットにはある程度の制限はあるが、騎手からの要望があるアプリは入れている。自身のスマートフォンで動画を視聴するのはルール違反です。岩田康誠騎手に、悪意があったとは思っていないが、ルールですので」と説明した。

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