◆第76回朝日杯FS・G1(12月15日、京都・芝1600メートル、良)
2歳マイル王決定戦は16頭立てで争われ、5番人気で川田将雅騎手騎乗のアドマイヤズーム(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)が前走の未勝利戦に続く連勝でG1初制覇を果たした。勝ち時計は1分34秒1。
川田騎手は昨年のジャンタルマンタルに続く連覇。17年ダノンプレミアム、20年グレナディアガーズと合わせて4勝目となり、ミルコ・デムーロ騎手と並ぶ現役最多タイとなった。友道調教師は18年アドマイヤマーズ、21年ドウデュースに続く3勝目。現役単独最多となった。
2着は2番人気のミュージアムマイル(クリスチャン・デムーロ騎手)、3着は9番人気のランスオブカオス(吉村誠之助騎手)だった。
川田将雅騎手(アドマイヤズーム=1着)「いい走りで勝ちきってくれてホッとしています。難しいタイプで、気持ちよく走らせることを優先しました。4コーナーでは勝つと思いました。2戦目の感じからすれば負けないな、と。亡くなってしまいましたが、オーナーの近藤(利一)会長にお世話になりましたし、アドマイヤの馬で勝てたことがうれしいです。(来年のクラシックについては)距離を延ばすことは新しいチャレンジ。きょう、いい走りをしてくれたことを褒めてあげたいです」