12月28日の京都5R・2歳新馬(芝2000メートル=16頭立て)は荻野琢真騎手騎乗で単勝4番人気のムーンライトラガー(牝、栗東・大久保龍志厩舎、父オルフェーヴル)が、大外一気でデビューVを決めた。勝ち時計は2分3秒2(良)。
道中は中団に待機し、スムーズに折り合って直線へ。直線では外から豪快な伸び脚を発揮し、2着のダノンジャイアンに2馬身差をつけての完勝だった。荻野琢騎手は「調教から乗ってきて、能力はあると思っていました。思った以上にバシッと切れました。追い出してからワンテンポ、ツーテンポ遅れる面があるので、そこに気をつけて乗りました。オルフェの牝馬らしくカッとする面があります。道中では注文がつかなかったので、課題をひとつひとつ克服していけたら楽しみです」と振り返った。
大久保調教師は「けいこでそういう脚を見せていたので、実戦でも伴えばと思っていました。荻野も乗っていてクセを分かっていました。次に向けて、いい競馬ができたと思います」と評価。母オープンウォーターは米G2・マージョリーLエヴェレットHを制覇している。