◆第70回東京大賞典・G1(12月29日、大井競馬場・ダート2000メートル)
いよいよ年内最後のG1。今年は春こそ調子が良かったが、秋はビッグレースでの結果がひと息。何としても的中で締めくくりたい。圧倒的な人気を背負うフォーエバーヤングでは配当妙味があまりなさそう。というわけで、ここは◎ラムジェットに高配当の夢を託したい。
前走のジャパンダートクラシックはフォーエバーヤングに完敗の形だったが、佐々木調教師が「暑さが残っていたこともあり、どうもガツンとくるところがなかった」と振り返ったように、仕上がり面で物足りなさを感じていた。プラス18キロの体重増でもあり、動き切れなかった。まだ勝負づけは済んでいないという見立てだ。
チャンピオンズCを挫石で回避した影響だけが気になるが、すぐに乗り込みを開始できており、割り引く必要はなさそう。18日の滋賀・栗東トレーニングセンターでの1週前追い切りは三浦騎手がまたがり、CWコースで1200メートル80秒4―11秒5で併走馬を1秒1も置き去りにした。鞍上も「前走から格段に良くなった。今までの中でも良かった」と手応えを口にしていた。相手はフォーエバーヤングとウィルソンテソーロ。馬連(3)―(4)(2)(10)(9)。(山下 優)