◆第74回中山金杯・G3(1月5日、中山競馬場・芝2000メートル)
前走のエリザベス女王杯で3着馬と首差の4着に好走したシンリョクカ(牝4歳、美浦・竹内正洋厩舎、父サトノダイヤモンド)は、新潟記念を制した2000メートルで再び牡馬撃破を目指す。
4月の福島牝馬Sで落馬競走中止。鞍上の木幡初也騎手とともに骨折を負ったが、復帰戦となった新潟記念では早め先頭から粘り通しての快勝。鞍上、厩舎、そして自身にとっても重賞初制覇となった。
エリザベス女王杯後は有馬記念への挑戦も選択肢にはあったが、「各馬の動向次第で中山金杯」と竹内調教師が明かしていたように、ここへの参戦はプラン通り。「順調に攻められているし、追い切るたびに躍動感が出てきている」と調整過程は順調そのもの。
牝馬の勝利は01年カリスマサンオペラが最後となるが、骨折を乗り越え力をつけてきたシンリョクカが24年ぶりの勝利をつかみにいく。