【今井千尋のばんえい日和】状態アップの5Rホクセイテンクウ「山さえ抜ければ頑張ってくれる」

今井千尋騎手
今井千尋騎手

 帯広は冬本番を迎え、開催日に雪が降ることも。それに伴い、馬場も高速化が進んでいます。レースが進ごとに、馬場は軽くなっていきますが、前開催は1レースから馬場は軽く、スピードのある馬が有利に。年末最後の開催も、この傾向がガラッと変わることはなさそうです。

 今年の開催最終日は、フルの8鞍に騎乗します。まずは5Rのホクセイテンクウを。前走は山(障害)でヒザを折って7着。障害に課題はありますが、今回は状態がとても良くなっています。メンバー的にも見劣りはしないですし、山さえ抜けてくれれば、しまいまで頑張ってくれるはず。うまくエスコートしたいですね。

 10Rのトマランサカミカゼの前走は、第一障害を越えてから出して行ったぶん、山でヒザを折り、下りてからの脚が続かず6着。結果的に攻めていきすぎました。スタートさえ決まれば無理をしなくても大丈夫なので、前回の反省を踏まえ、この馬のリズムを大事に運びます。

 6Rのスーパーセイコーは、前走はスタートのタイミングが合わず出遅れてしまいましたが、大きく崩れず5着。このメンバーなら、十分に力は通用しますし、本来は行き脚もつくタイプ。山を下りてからも頑張れるので楽しみです。(ばんえい競馬所属騎手)

 【騎乗馬】

1ヴィルムートA

4カナデA

5ホクセイテンクウB

6スーパーセイコーB

7ガムシャラC

8ダイヤセンプーC

10トマランサカミカゼB

12アバシリモミジC

(本紙評価)

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