東京大賞典を制したフォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)が一夜明けた12月30日、栗東トレセンの馬房で元気な姿を見せた。大井競馬場からはこの日の0時30分に到着。担当の渋田助手は「(トレセンに)着いてからはいつも通りでリラックスしている。馬体にダメージはなく、体は健康。これから回復していくと思う」と様子を伝えた。
国内無敗のプレッシャーをフォーエバーヤングも感じていたようで、レース前に大井競馬場の馬房に入ってからは体を触らせず、珍しくピリピリしていたという。「レース後の17時30分にカイバをつけたら、ニンジンしか食べなかった。輸送車のモニターを見ても、国内では初めて疲れているような感じだった。1時間後に食べ始めて、完食していたけど」と、レース直後は疲労の色を見せていたことを明かした。
これで国内では5戦5勝。改めて敵なしを証明した。「大井であの上がりを使うのだから、後ろは届かないね。550キロ台も覚悟していたけど、カイバを落とさず自分で体をつくって完璧な体になっていた。理想をはるかに超える、すごい馬だね」と愛馬を称賛。「今年は世界一という目標はかなわなかったが、来年もう一度チャレンジしたい」と改めて世界王者を来季の目標に掲げた。