【ホープフルS】武豊騎手のJRA・G1完全制覇はお預け ヤマニンブークリエは馬群に沈む「まだ不器用すぎる」

武豊騎手とコンビを組んだヤマニンブークリエは14着(カメラ・池内 雅彦)
武豊騎手とコンビを組んだヤマニンブークリエは14着(カメラ・池内 雅彦)

◆第41回ホープフルS・G1(12月28日、中山競馬場・芝2000メートル、良)

 2024年中央競馬のラストを飾るG1は18頭によって争われ、単勝5番人気のヤマニンブークリエ(牡2歳、栗東・松永幹夫厩舎、父キタサンブラック)は14着。武豊騎手=栗東・フリー=はJRA・G1完全制覇が懸かっていたが、来年以降に持ち越しとなった。勝ったのは、北村友一騎手が騎乗した単勝1・8倍で1番人気のクロワデュノール(牡2歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)。勝ち時計は2分0秒5

 武豊騎手は風邪のため、先週21、22日の騎乗馬が乗り替わりに。有馬記念では圧倒的人気が予想されていたドウデュースが、右前肢ハ行のため20日に出走取り消しとなっていた。今週、復帰したレジェンドは、17年の有馬記念有終Vなど名コンビで知られるキタサンブラックの息子では今回が初めてのG1挑戦だった。

 JRA・G1完全制覇への道が現実味を帯びてきたのは21年。それまで2着5回と涙を飲んできた朝日杯FSをドウデュースで制し、ようやくコンプリートに王手をかけた。最後に残ったホープフルSは2017年にG1昇格。その年にジャンダルムと挑んだが、惜しくも2着に敗れている。

 武豊騎手(ヤマニンブークリエ=14着)「3コーナーからついていけませんでした。まだ不器用すぎるところがあります」

◆武豊騎手のJRA・G1競走別勝利=計83勝

フェブラリーS 5勝

高松宮記念 2勝

大阪杯 2勝

桜花賞 5勝

皐月賞 3勝

天皇賞 ( 春) 8勝

NHKマイルC 3勝

ヴィクトリアマイル 1勝

オークス 3勝

ダービー 6勝

安田記念 3勝

宝塚記念 4勝

スプリンターズS 2勝

秋華賞 3勝

菊花賞 5勝

天皇賞 ( 秋 ) 7勝

エリザベス女王杯 4勝

マイルCS 2勝

ジャパンC 5勝

チャンピオンズC 4勝

阪神ジュベナイルF 1勝

朝日杯FS 1勝

有馬記念 4勝

ホープフルS 0勝

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