【アメリカJCC】レーベンスティール、G2で2戦2勝の得意舞台で勝ってG1目指す

始動するレーベンスティール
始動するレーベンスティール

◆第66回アメリカジョッキーCC・G2(1月26日、中山競馬場・芝2200メートル)

 新たな厩舎の看板へ。レーベンスティールを管理する田中博厩舎は、チャンピオンズCの有終連覇でG1級6勝を達成したレモンポップが代表馬。その24年は、18年の開業以来最多となるJRA年間46勝をマークし、最高勝率調教師と優秀技術調教師を獲得と、大きく躍進する1年となった。

 厩舎力が試されているのかもしれない。次のエースを目指す5歳馬は、23年セントライト記念と24年オールカマーのG22戦2勝の舞台で始動するが、放牧から帰厩直後は長く向き合ってきた折り合い面の難しさが強く出ていた。「ハミ受けを含めて心配だったが、馬具や調整方法を工夫して先週くらいから進歩が見られた」と田中博調教師。1週前追い切りが行われた16日には美浦・Wコースで全体2番目の好タイムとなる6ハロン80秒0。道中はリズム良く、直線では併せた2頭を寄せ付けない力強い脚さばきで先着。見届けた指揮官もひと安心する動きを見せた。

 課題が強く出たのは成長の証しでもある。「トップライン(背中から腰、後肢にかけてのライン)が頼もしくなって、馬が力をつけているというのも(折り合いの難しさが出た)要因」と田中博師は分析。馬が充実し、パワーがあふれ出ている可能性を示唆。指揮官は「ダービー馬も出てきていいメンバー。通用する力を見せたい」と意気込む。昨年のダービー馬ダノンデサイルなど実力馬が参戦してきたが、相手にとって不足なし。結果を出して、G1戦線へ歩みを進める。

(浅子 祐貴)

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