◆第1回小倉牝馬S・G3(1月25日、小倉・芝2000メートル)
オーロラエックス(牝4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父サトノダイヤモンド)が“初代”小倉女王を目指す。来週の自己条件の八坂Sに出走するプランもあったが、ハンデ51キロも魅力で、格上挑戦することを決定。「ハンデもありますし、春は牝馬の中距離(重賞)が少ない。一回チャレンジしてみようかな」と杉山晴調教師は参戦の意図を明かした。
昨年のローズS9着以来、2度目の重賞参戦。前回は前半に窮屈になる場面があり、思うようなポジションから運べず不完全燃焼に終わった。「前走は思っていた以上にいいスタートを切ってくれた」とトレーナーが振り返ったように、2勝クラスのコントレイルM(京都・芝2200メートル)は2番手から抜け出す快勝だった。「あのスタートなら小倉の開幕週でも大丈夫だと思います」。鞍上の松山が14年7月プロキオンS(コーリンベリー)以来の51キロで騎乗するのも期待の表れ。4戦3勝。底を見せていないサトノダイヤモンド産駒が重賞初Vを飾る。