
◆第69回大阪杯・G1(4月6日、阪神競馬場・芝2000メートル)1週前追い切り=3月27日、美浦トレセン
前走の金鯱賞で3着に入ったキングズパレス(牡6歳、美浦・戸田博文厩舎、父キングカメハメハ)は、Wコースを単走で5ハロン67秒9―12秒2をマーク。中2週を考慮し馬なりの調整だが、フットワークは軽快で状態の良さを感じさせる。戸田調教師も「気分良く走れているし、ちょうどいい間隔かなと思う」と状態に自信をのぞかせた。
高いポテンシャルを持ちながらもメンタル面の難しさで時間はかかったが、ようやく完成の域に近づいてきた。「右回りでも癖を見せなくなってきているし、以前より良くなっている。やっとここまできた。うまくハマってくれれば」とトレーナーは静かに力を込めた。