◆中山記念・追い切り(21日・栗東トレセン)
落ち着き払っていた。ペルシアンナイトは栗東・CWコースでトゥザクラウン(4歳1000万)を内から2馬身追走。手綱を動かす僚馬に首差先着は許したが、Mデムーロは最後まで持ったまま。6ハロン84秒4―12秒0で軽快に駆け抜けた。
「いい感じ。以前はやんちゃなところもあったが成長してきている」と騎乗したMデムーロ。昨年はダービー以外の5戦で手綱を執り、前走のマイルCSでG1初Vへ導いた。「負けん気の強さ、ファイティングスピリットがあります」。同レース4戦3勝2着1回で、3年連続Vを目指す名手もその勝負根性を買っている。
この後は大阪杯(4月1日、阪神)を予定。マイルに続き、中距離でもG1勝利も狙う。「2階級制覇ですね。過去の名馬もやっていること。この馬にも試してみたい」と池江調教師。今年初戦から、今後へ可能性が広がる走りを期待している。