5月4日の東京9R・青竜S(3歳オープン、ダート1600メートル=8頭立て)はジョアン・モレイラ騎手が手綱を執った1番人気のソニックスター(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父イントゥミスチーフ)が、2着馬の追撃を首差で振り切って、オープン初勝利を決めた。勝ち時計は1分36秒2(稍重)。
課題を残す中での勝利に、潜在能力の高さを証明した。3コーナー手前で少しずつポジションを上げると、直線では鞍上のアクションに応えて2着ソレルビュレットの追撃を首差でしのいだ。3勝目に導いたジョアン・モレイラ騎手は「道中は手応えも良く、反応してくれたけど、先頭に立って集中力を欠く場面があった。いい勝ち方だったけど、集中力が続けば、さらにステップアップできる」と将来性を評価。木村哲也調教師は「人気に応えられてよかった。気難しい馬だけど、騎手が頭に入れて乗ってくれたので助けられました」と“マジックマン“の手綱に感謝した。次走は馬の状態を見て決められる。