【秋華賞】デビュー12年目の三浦皇成騎手、フェアリーポルカで初ビッグタイトルだ!「G1を取るつもりで乗りに行きたい」

デビュー12年目の三浦は初のG1タイトル奪取へ強い決意を示した
デビュー12年目の三浦は初のG1タイトル奪取へ強い決意を示した

◆第24回秋華賞・G1(10月13日・芝2000メートル、京都競馬場)

 初めてフェアリーポルカの手綱を執った紫苑Sで、三浦は確固たる手応えを得た。「レースが上手そう」という返し馬での感触の通り、好スタートを決めてインの4番手に。最後の直線は、内ラチ沿いを伸びて2着に入った。

 「馬群の中で運び、狭いところを割って出た。残り1完歩まで先頭にいたので惜しかったが、申し分のない内容だった」。勝ったパッシングスルーとの差は「鼻」。オークス2着のカレンブーケドールに競り勝ったのだから、価値は高い。

 レースのあと、すぐに「本番も乗りたいと思った」という三浦は、栗東に足を運んで1週前追い切りに騎乗した。「いい感じで、上積みはありそう。今度は、地元での競馬になるのもプラス」というオークス(16着)以来の前走は、体重が16キロ増。使っての変わり身を実感したようだ。

 デビュー12年目の今年は、先週までに81勝をマーク。関東リーディング2位でデビュー年以来の勢いを取り戻している。過去のG1勝利は、交流競走の14年全日本2歳優駿(ディアドムス)のみ。JRA・G1では【02774】で、14年NHKマイルC(タガノブルグ)、安田記念(グランプリボス)の2着が最高だが、機は熟したようにも映る。

 「自分が上手に騎乗すれば、差のない競馬になる。G1を取るつもりで乗りに行きたい」。その表情に、パートナーへの信頼と強い決意が見て取れた。(浜木 俊介)

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