栗東トレセンの村山厩舎火災で4頭死ぬ 重賞4勝コパノキッキングは小倉滞在中で無事

火災があった村山厩舎では懸命の消火活動が行われた
火災があった村山厩舎では懸命の消火活動が行われた

 14日午後5時36分ごろ、JRA栗東トレーニングセンター(滋賀・栗東市)の厩舎地区で火災が発生し、逃げ遅れた競走馬4頭が死んだ。草津署によると、警報器が鳴ったため職員が見に行き、煙が出ているのを発見。出火から約3時間後の午後8時26分に鎮火が確認された。消防と同署が出火原因を調べている。

 出火元は村山明厩舎とみられ、馬房内をガスで冷やすエアコン設備が爆発したとの情報がある。死んだのはいずれも同厩舎所属馬で、16日の小倉1R・2歳未勝利に出走予定だったアオイホープ(牡2歳)、同8R・3歳上1勝クラスに出走予定だったミラクルユニバンス(牡7歳)、未勝利馬のケイティレジェンド(牡2歳)、デビューを控えた新馬のトーアキャンディス(牝2歳)。

 同厩舎には、藤田菜七子騎手(23)=美浦・根本厩舎=とのコンビで昨年12月のカペラS・G3を制するなど重賞4勝を挙げるコパノキッキング(セン5歳)が所属しているが、同馬は12日の佐賀競馬場でのレース後、小倉競馬場に滞在していたため難を逃れた。

 村山厩舎は半焼、隣接する中尾秀正厩舎と高柳大輔厩舎の一部で雨どいが溶けるなどしたが、人的被害はなかった。

 同センターは面積約150万平方メートルで、2000頭以上の競走馬を収容でき、調教コースなどを備えている。92の厩舎が拠点としている。

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