交流G1で4勝の地方馬アブクマポーロ死す 29歳

98年の東京大賞典で優勝したアブクマポーロ
98年の東京大賞典で優勝したアブクマポーロ

 1998年、99年の川崎記念の連覇など地方馬ながら交流G1で4勝を挙げたアブクマポーロ(牡、父クリスタルグリッターズ)が21日、けい養先の北海道安平町の吉田牧場で、病気のため死んだことが分かった。29歳だった。

 アブクマポーロは1995年に大井競馬場でデビュー。96年の4歳時に船橋・出川克己厩舎に転厩、同年5月から97年5月の大井記念まで7連勝を飾る快進撃を見せ、同年のNARグランプリ年度代表馬に選出された。98年も初戦の川崎記念で初G1勝ちを収めると、同年の帝王賞、東京大賞典も勝利してG1で3勝をマーク。2年連続のNARグランプリ年度代表馬となった。翌99年の川崎記念で連覇を達成し、同年3月のダイオライト記念も制覇して現役を引退。種牡馬として目立った成績はなかったが、18年11月から吉田牧場でけい養されていた。

 吉田牧場関係者は「すごく元気だったので、びっくりしています。もうすぐ30歳(2月27日生まれ)だったので…。それでも本当に人気のある馬でした」と惜しんだ。

 現役時代の通算成績は32戦23勝(うち中央2戦1勝)。

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