【チューリップ賞】1番人気メイケイエールが同着V 武豊「いい勝ち方ではなかった」と笑顔はなしも自身は35年連続重賞制覇の偉業

メイケイエール(白帽)はエリザベスタワー(黄帽)が同着でゴール
メイケイエール(白帽)はエリザベスタワー(黄帽)が同着でゴール

◆第28回チューリップ賞・G2(3月6日、阪神競馬場・芝1600メートル=稍重)

 牝馬クラシックの第1弾、桜花賞・G1(4月11日、阪神)への優先出走権が3着以内に与えられる桜花賞トライアルとして行われ、武豊騎手とコンビを組んだメイケイエール(牝3歳、武英智厩舎、父ミッキーアイル)と、川田将雅騎手のエリザベスタワー(牝3歳、栗東・高野友和武厩舎、父キングマン)が、ともに1着。メイケイエールは3度目の重賞制覇。エリザベスタワーは1勝馬ながら一気の重賞初タイトルとなった。

 メイケイエールは向こう正面で折り合いを欠いたが、武豊騎手は馬の行く気に任せて3角過ぎに先頭へ踊り出た。4角での手応えもよく、このまま押し切る雰囲気もあったが、直線で最内へ進路を取ったエリザベスタワーがしぶとく伸びて、ゴール前は完全にメイケイエールとの首の上げ下げの攻防となった。両馬がぴったりと馬体を合わせてゴールすると、写真判定に持ち込まれ、結果はチューリップ賞史上初の1着同着となった。両馬の勝ち時計は1分33秒8。

 両馬に首差の3着に4角2番手だったストゥーティ(松山弘平騎手)が踏ん張り、この上位3頭が桜への切符を手にした。

 なお、武豊騎手は今年初の重賞制覇で自身35年連続の重賞制覇の偉業も達成した。

 武豊騎手(メイケイエール=1着同着)「勝つには勝ったけど正直、いい勝ち方ではなかったです。次へ向けて、さらに課題が大きくなったかなと思います。(向こう正面で)全く押さえが利かなかったので、あそこで我慢できれば次、さらにと思うんですけど…。正直、格好悪い勝ち方でした。(エリザベスタワーに並びかけられて差し返したのは)地力があるからだと思います。実力はある馬ですが、なかなか難しく、次に向けて課題を修正していければと思います。(自身35年連続の重賞勝ちについて)せっかくここまできたから、続けていきたいです」

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル