◆第16回ヴィクトリアマイル・G1(5月16日、東京・芝1600メートル、良)
牝馬18頭立てで争われ、単勝1・3倍と断然1番人気のグランアレグリア(5歳、美浦・藤沢和雄厩舎、父ディープインパクト)がクリストフ・ルメール騎手を背に最後の直線を馬なりで迎えると、ゴール前では後続をあっさりと突き放し、4馬身差をつけて、G1・5勝目を挙げた。昨年の安田記念、マイルCSと合わせて、古馬の芝マイルG1完全制覇となった。勝ち時計は、1分31秒0。
混戦の2着争いは、10番人気のランブリングアレー(吉田隼人騎手)が制し、5番人気のマジックキャッスル(戸崎圭太騎手)が3着だった。
藤岡佑介騎手(ダノンファンタジー=7着)「ためて行く作戦だったので、道中はじっくり。直線はいい脚だったし、差のない競馬をしてくれた」
田辺裕信騎手(マルターズディオサ=9着)「前走で1200メートルを使ったが、気負いもなく雰囲気は良かった」
斎藤新騎手(クリスティ=10着)「先行勢が多かったので、自分から動いていった。道中のリズムは良かった。まだ4歳だし、もっと成長する」
石橋脩騎手(レッドベルディエス=12着)「馬の状態は良かった。スタートは出たが、このクラスのマイルの流れでは、押していっても後ろからになる。4コーナーで手応えはあったし、最後まで脚を使ってくれた」
福永祐一騎手(リアアメリア=13着)「スタートをうまく出られなかったし、ペースが落ち着いてしまった」
柴田大知騎手(スマイルカナ=15着)「2番手でも落ち着いていたし、いい形だと思ったが。少しずつ変わってくれれば」
大野拓弥騎手(アフランシール=16着)「リズム良く回れた。これから、力をつければ良くなりそう」
三浦皇成騎手(プールヴィル=17着)「勝った馬より前に行きたかったが、後ろからになった。最後は甘くなったが、立ち回りはスムーズだった。力はあるので、また頑張ってくれると思う」
酒井学騎手(イベリス=18着)「ゲート裏の輪乗りの時点から、おとなしかったし、スッと行き切れなかった。直線もばらばら。心房細動だったらしい」