今年の日経新春杯・G2を制したショウリュウイクゾ(牡5歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父オルフェーヴル)が、脚部不安のため11月4日に競走馬登録を抹消されたことが同日にJRAから発表された。今後は馬事公苑で乗馬となる予定。
同馬は2012年の朝日チャレンジC・G3など重賞3勝を挙げたショウリュウムーンの初子。母と同じ佐々木晶三厩舎に所属し、18年6月17日に阪神でデビュー勝ちを飾った。格上挑戦で挑んだ今年の日経新春杯では好位から押し切って、団野大成騎手=栗東・斉藤崇史厩舎=と人馬ともに重賞初タイトルを獲得した。だが、その次の阪神大賞典・G2(10着)でレース中に脚をぶつけて故障。秋の復帰を目指していたが、回復が見込めず断念することになった。
佐々木晶三調教師「母のショウリュウムーンを預かり、その息子のショウリュウイクゾも手がけさせていただき、素晴らしい馬に巡り合うことができました。阪神大賞典のレース中に脚をぶつけてしまい、再起を目指して頑張っていたのですが、体調が整わず、こういった決断となりました。引退は残念ですが、格上挑戦で日経新春杯を勝つなど、頑張ってくれて本当に感謝しています」
JRA通算成績17戦4勝。JRA獲得賞金1億2541万5000円(付加賞含む)。