第5回模擬レースは角田大河くんが勝利 JRA競馬学校騎手課程第38期生

角田大河くん騎乗のヤマタケジャイアンが1着(左)
角田大河くん騎乗のヤマタケジャイアンが1着(左)

 JRA競馬学校騎手課程第38期生による第5回模擬レースが12月10日、中山競馬場のダート1200メートルで行われた。現役の杉原誠人騎手=美浦・藤沢和雄厩舎=がゲスト参加。10頭立てで実施された。

 直線は前が壁になりながらも、外に持ち出してた角田大河くん=栗東・石橋守厩舎=騎乗のヤマタケジャイアン(セン8歳)が脚を伸ばし、前を行く2頭と接戦に。これを差し切り、1馬身1/4差で勝利した。

 角田くんは、騎手時代にジャングルポケットで日本ダービーを制した角田晃一調教師の次男で、兄は今年デビューした角田大和騎手。模擬レースでの1着は初めてで、「ホッとしました」と笑みを浮かべ、「思い描いていたプランではありませんでしたし、直線の進路取りが難しかった」と振り返った。次回の模擬レースは12月17日(中山・芝1200メートル)に予定されている。

 以下、参加者の結果とコメント。

角田大河くん=栗東・石橋守厩舎所属予定(ヤマタケジャイアン=1着)「馬が走ってくれたおかげ。自分の描いたプラン通りではなかったし、直線の進路取りが難しかった。気持ちを切り替えて、次回の芝1200メートルに臨みたい」

今村聖奈さん=栗東・寺島良厩舎所属予定(ダテノイグナイト=2着)「強い馬に乗せてもらったのに、結果を出せなかった。失敗ばかりでした」

川端海翼(かいと)くん=栗東・浜田多実雄厩舎所属予定(エーティーボストン=3着)「ゲートを出てからハミが当たってしまったり、ミスが多かった。来週の模擬レースは、反省を生かしたい」

佐々木大輔くん=美浦・菊川正達厩舎所属予定(トゥプエデス=5着)「卒業後は美浦に所属する予定なので、中山で乗る機会も多いと思うし、ロスなく乗ることを意識した」

水沼元輝くん=美浦・加藤和宏厩舎所属予定(ショウナンアクア=6着)「スタートが遅いと分かっていたので、ゆっくり後ろから行くことを意識した。落ち着いて騎乗できたと思う」

西塚洸二くん=美浦・鹿戸雄一厩舎所属予定(クラシックシャトル=7着)「馬は頑張ってくれたが、自分の判断が遅く、もったないレースになった。次回はこの反省を生かしたい」

土田真翔(まなと)くん=美浦・尾形和幸厩舎所属予定(プリオールトップ=8着)「前との距離感など、レースになっていなかった。次回は、ちゃんとレースになるように乗りたい」

大久保友雅くん=栗東・池添学厩舎所属予定(カフジバンガード=9着)「ゲートを出てからハミが当たってしまった。もったいない競馬。次はロスなく、馬の邪魔をしないように乗りたい」

鷲頭虎太(こた)くん=栗東・千田輝彦厩舎所属予定(ヤマタケピースフル=10着)「初の中山ダート1200メートルだったが、冷静に乗れたと思う。次の芝1200メートルは、自分のメンタルで乗れれば」

※現役の杉原誠人騎手(ワンダースパイア)は4着。

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