凱旋門賞・仏G1と同じ舞台が設定されている主要前哨戦の3競走が現地時間15日、パリロンシャン競馬場で行われた。
なかでも注目を集めたのは、無敗の仏ダービー馬ルックドゥヴェガ(牡3歳、仏C&Yレルネール厩舎、父ロペデヴェガ)が参戦したニエル賞・仏G2(芝2400メートル)だったが、勝利を収めたのは7月のパリ大賞を制しているソシエ(牡3歳、仏Aファーブル厩舎、父シーザスターズ)。ルックドゥヴェガは3着に敗れている。
また、G2のフォワ賞(芝2400メートル)は昨年のジャパンC(9着)にも参戦したイレジン(セン7歳、仏Jゴーヴァン厩舎、父マンデュロ)が勝利。牝馬限定のヴェルメイユ賞(芝2400メートル)はブルーストッキング(牝4歳、英Rベケット厩舎、父キャメロット)が2つ目のG1タイトルを手にした。
前哨戦を結果を受けて、英国の大手ブックメーカー「ウィリアムヒル」ではオッズを変更。ニエル賞を勝ったソシエが4・5倍の1番人気に浮上すると、ルックドゥヴェガは2番人気の7倍に設定。以下は、愛チャンピオンSの3着馬シンエンペラー(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)と同4着のロスアンゼルス(牡3歳、愛Aオブライエン厩舎、父キャメロット)が8倍の3番人気タイ、ニエル賞2着のデリアス(牡3歳、仏JCルジェ厩舎、父フランケル)とブルーストッキングが5番人気タイの11倍で続いている。
この結果にSNS上では「主役不在の大混戦」「シンエンペラー、ワンチャンあるやろ」「警戒すべきなのはソシエくらい」「今年は絶対的中心の馬が不在」「シンエンペラーも勝つかも分からんな」「人気上位は皆3歳馬の様相」などのコメントが寄せられている。