◆第39回フェブラリーS・G1(2月20日、東京競馬場・ダート1600メートル)
僕の主戦場はダートの南関東ですし、同じレースに参戦したことのある馬が何頭も出走しているので、予想にも気合が入りますね。とはいえ、今年はサウジアラビア遠征で強豪が抜けたぶん、予想は難しい。軸を決め、あとは薄く広く流す作戦でいきたいと思います。
そうなると、レッドルゼルは外せないところ。前走のJBCスプリントには、僕もベストマッチョ(8着)に乗って出走していました。この時のレッドルゼルは、直線でうまく内に入って脚を伸ばしてのV。距離への不安を言われていますが、道中で力むところもありませんし、1600メートルは問題なくこなせると思います。
めきめき力を付けているテイエムサウスダンも要注意。4走前、浦和での交流重賞、オーバルスプリントの勝ち時計1分24秒6は、かなり優秀です。また、ここ2戦は、従来の力任せの先行策から差す競馬へとレースぶりが進化しています。脚質転換に成功した今なら、距離延長はプラスになりそうです。
日本レコードで勝利した20年に続いて、昨秋の南部杯を連覇したアルクトス。地方で活躍しているイメージが強いですが、レッドルゼルと比べても遜色ない実力があります。ロスなく運べば、上位争いに加わってきそうです。(船橋競馬所属騎手)
【森泰斗騎手の印】
◎(5)レッドルゼル
○(15)テイエムサウスダン
▲(4)アルクトス
★(10)スワーヴアラミス
△(3)インティ
△(12)ミューチャリー
△(16)エアスピネル
△(13)ソリストサンダー
△(1)テオレーマ