◆サウジダービー・G3(2月26日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1600メートル=14頭立て)
日本から2頭が参戦したが、健闘及ばず白星に手が届かなかった。デビュー2連勝でカトレアSを制したコンシリエーレ(牡3歳、美浦・稲垣幸雄厩舎、父ドレフォン、クリストフ・ルメール騎手)は好位から直線で抜け出したが、3着どまり。昨年の兵庫ジュニアグランプリを制したセキフウ(牡3歳、栗東・武幸四郎厩舎、父ヘニーヒューズ、クリスチャン・デムーロ騎手)は中団外めから最後の直線で半馬身差の2着まで迫った。勝ち馬は、プラ騎手とコンビを組んだ米国のパインハースト(牡3歳、Bバファート厩舎、父トワイリングキャンディ)。勝ちタイムは1分38秒12。
このレースはサンバサウジダービーの名称で実施された20年にフルフラットが、早め先頭から押し切る勝利。武豊騎手がサウジアラビアでの初勝利を挙げるなど、メモリアルな白星だった。昨年はピンクカメハメハが、戸崎圭太騎手の手綱で見事に勝利。今年も日本調教馬の3連覇が期待されたが、願いはかなわずに終わった。今回のサウジカップデーでは日本馬の連勝も3でストップした。