【黒竹賞】G1級3勝カフェファラオ全弟が5馬身差圧勝 V導いたキング姐さんは「まだ子供っぽい」完成途上の評価

5馬身差の圧勝を決めたルクソールカフェ(カメラ・荒牧 徹)
5馬身差の圧勝を決めたルクソールカフェ(カメラ・荒牧 徹)

◆黒竹賞・3歳1勝クラス(1月11日・中山競馬場、ダート1800メートル、稍重)

 11日の中山9R・黒竹賞(3歳1勝クラス、ダート1800メートル)はルクソールカフェ(牡、父アメリカンファラオ)が後続に5馬身差をつけて2連勝。フェブラリーS連覇と南部杯を勝利したカフェファラオの全弟が、潜在能力の高さを見せつけた。

 道中は逃げ馬を見る形で絶好の2番手を追走。抜群の手応えのまま4角手前で先頭に立ち、直線で後続を突き放した。英国から短期免許で騎乗している女性騎手のキングは「ゲートがいい反応で、いいポジション。スムーズに競馬ができた。強い勝ち方をしてくれたけど、まだ子供っぽい」。先週の京都金杯でサクラトゥジュールを勝利に導いた豪腕の評価は、まだ完成途上だから末恐ろしい。

 兄はデビュー3連勝でユニコーンS(20年当時は6月の東京開催)を制し、4歳2月にG1初制覇。5歳でG1級を2勝。キングは「まだ100%競馬を覚えていないので、使いながらレベルアップできると思う」と期待。偉大な兄のように大きな伸びしろを秘めている。(浅子 祐貴)

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