
9月18日の中京5R・2歳新馬(芝2000メートル=11頭立て)は単勝1・9倍の圧倒的支持を集めたハーツコンチェルト(牡、美浦・武井亮厩舎、父ハーツクライ)が好位から抜け出し、後続に8馬身差をつける圧勝でデビュー戦を飾った。勝ち時計は2分1秒6(良)。
道中は中団で脚をためていたが、向こう正面で仕掛け気味に好位まで進出。直線では逃げていた単勝2番人気のアルナージェイン(牝、栗東・奥村豊厩舎、父リアルスティール)に抵抗する間も与えないように一気にかわすと、あとは後続を突き放す一方。最後は手綱を抑え気味で、8馬身差をつけた。
騎乗した松山弘平騎手は「リズム重視で運び、向こう正面で(ペースが)遅くなった時にポジションを上げる形を取りましたが、馬がそれも理解してくれて、そこでタメが利くことができました。いいレース。非常に強い競馬でした」と満足そうな表情。さらに「これからまだまだ成長できると思うし、その中でこれだけのポテンシャルを発揮してくれた。これからが楽しみな馬ですね」と厚い期待を寄せていた。