阪神11R菊花賞・G1・馬トク激走馬=ボルドグフーシュ
ここ5戦連続で上がりNO1の末脚を駆使のスクリーンヒーロー産駒。ゲートを伸び上がって出るタイプで、後方待機を余儀なくされるが、ラストの脚は強靱。前走の神戸新聞杯は2番枠から、直線馬群を避けて、外から追い込むも3着に終わった。インが残る馬場での0秒7差は条件が違えばすぐに詰まる差だ。
直前は栗東坂路で54秒4―12秒3の伸びやかなフットワーク。「ダイナミックな走りでより一層、馬が良くなった」と宮本調教師は自信を見せる。昨年は1000~2000メートルで、ペースが緩んだ阪神の菊花賞。そこでの位置の押し上げがポイントだけに、前走で折り合いの心配がなく、どれだけ脚を使えるか、持久力を備えているかをしっかり把握した吉田隼人騎手の騎乗は大きなプラスだろう。決してバテることのない末脚で伸び切り、ラスト1冠をかっさらうか、注目の一戦だ。