10月30日の阪神11R・カシオペアS(3歳以上オープン・リステッド、芝1800メートル、15頭立て)は、2番人気のアドマイヤビルゴ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父ディープインパクト)が逃げ切り。2020年11月以来、約2年ぶりの5勝目を飾り復活を遂げた。「久しぶりにこの馬らしいレースができた。すごくうれしい」と武豊騎手の笑顔もはじけた。勝ち時計は1分46秒1(良)。
好スタートを決めると他馬の動きを見つつハナへ。リズムよく道中を運び、直線は馬場の真ん中から脚を伸ばし、そのまま押し切った。17年セレクトセール当歳で5億8000万円の値がついた良血馬。3歳時は5戦4勝だったが、古馬になってから不振に陥っていた。「これを機にまた軌道に乗せたいね」と、鞍上は今後の活躍に期待を込めた。